人間には,常になんらかの使命があった。山の向こうを知ることだったり,海の向こうを知ることだったこともあるし,月の地を踏むことだったときもある。いまは,もっとわかりやすく,切実なほどの使命がぶらさがっている。
quote:「会社の名前は英語以外ででも,語彙として加えられている。ドイツ語ではゴーゲルテ,フィンランド語ではゴーグラタ,日本語ではググる,と」。デービッド・バイス氏の著書「ザ・グーグル・ストーリー」の一節だ。グーグル社にはさまざまな面白いところがあり,たとえば従業員に無料のランチを提供するための一流シェフ,チャーリー・エアーズ氏を雇っていた。グーグルは世界最大のコンピュータ・システムを動かしているとも云われ,一部の人はグーグルを次のビッグ・ブラザーとみなしてもいる。
グーグルのニュースは本当に多い。いくつかのニュースサイトをまわっているだけでも,少なくても数日に1回は必ずグーグルの名前をみる。1998年の創業と云うから6年ちょっとしか経っていないのに,これだけのパワーをみせているのは,なにかしらの理由があるのだろう。できればひとつの会社だけにかたよることはしたくないと思って暮らしているわたしだけど,実際のところ,グーグルで検索しないで過ごした日と云うのはもうずいぶんと,ない。
世界のすべてをインデックス化する,それには時間がかかるのでそれが可能になるのは2310年だとし(過去記事),それがグーグルの使命だと云う。きちんとインデックス化されていないいままでの世界は,なにもかもが不完全で,どぉしてそんな世界が成り立っていたのか不思議でしょうがない。ぃゃ,そんなのは社会と云えもしないものだった。インデックス化を成し遂げるのがグーグルかどぉかは知らないけど,でも,それまで人間がやらなければいけないことが続くのは,確かだ。
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